我正在學中文

言語習得スキルが日本人に不足しているということを考えるため、自分自身も含めた、多様なコミュニケーションに対して研究を重ね、それを克服するためのコンプレックスを抱えることも兼ねています。それを通じて、より豊かなコミュニケーションを可能にするため、言語習得スキルに関する研究を続けています。

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Ronny Chieng

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最近、ずっと見ているロニーチョンの動画。

彼の絶妙な口調、この芸風は日本で言えば、毒舌芸人で誰が当てはまるのか想像できないが、ただただ圧倒されることは、彼はマレーシア出身で、ネイティブのアメリカ人ではないことだ。

スタンドアップコメディアンの大半が、こういう海外からの方が多く、独自の視点で切り込んでいくスタイル、この原点がアメリカの笑いというものに通じている。

これは日本のお笑いスタイルで言うと、例えば中川家の礼二が、東京で関西人のおばちゃんの真似をしたりして、笑いを取るのに少し近い部分はあるが、それはどこか関東人が関西人に対して、親しみや憧れをもって、それらを受け入れている部分でもある。

他にも日本は芸能界を見ても、お笑い大国であることは、いまや明らかではあるが、残念ながら世界に通じる笑いを提供できているわけではない。ピコ太郎ぐらいなのではないか?

とにかく、海外から見た視線で日本を見た場合、そこを指摘されて、日本人が笑うのかというと、少し微妙な気がする。納豆を食べて、臭いみたいな顔をして、あんなものを日本人が食べているのかと揶揄されれば、逆に、それを笑っている外国人に対して、そちらのほうが可笑しいんじゃないの・・とか?

いわば日本は、あらゆる部分で進みすぎているので、どこを切り取ってみても、隙間の無い国に思える。おそらく日本人はどこの外国よりも、日本がいいと思っている(事実そうではあるのであるが)

しかしながら、BTSの海外進出を見ても、今の日本は世界に目を向けないと、狭い日本の中だけでビジネスができなくなっている事実も、一方では認識しておかなくてはならない。

ロニーチョンのように、自由に英語で自分の意見を言えるほどのスキルをもっている芸能人は、残念ながら今の日本にはいない。仮にいたとしても、日本人自体がそれを見ても何も分からないのだから。