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言語習得スキルが日本人に不足しているということを考えるため、自分自身も含めた、多様なコミュニケーションに対して研究を重ね、それを克服するためのコンプレックスを抱えることも兼ねています。それを通じて、より豊かなコミュニケーションを可能にするため、言語習得スキルに関する研究を続けています。

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ジャングルジム型テントハウス

 

新しい住居の形態を提案しようと思う。

名づけて、「ジャングルジム型テントハウス」である。

 

人間は地上に住むということを常識として選択しているが、

いよいよ、地上に住むことすら、ままならない時代が

やってきたら、どうするのか?

 

そろそろ、真剣に人類の行く末を考えた、住居スタイルを考えなければならない。

 

そこで思いついたのが、ジャングルジム型テントハウスである。

 

まず、構想の根源にあるのは、われわれ人類は2足歩行型の

生き物であるが、そこから見直さなければならない。

 

モデルになるのは、木の上で生活する猿だ。

 

猿は上半身を駆使して、縦の移動を使って、

実に効率的な空間の使い方を知っている。

 

整理術の本にも書いているが、物は平面に配置してしまうと、

もっとも不効率な配置になってしまう。

だから、何でも縦に収納することが効率を高める上では重要だ。

 

そもそも、平坦に何でも配置しているのが、我々、二足歩行型の

人間の安直な考え方である。

 

他の生物のモデルとしては、地中に住んでいる

蟻やモグラなどの生物が参考になる。

 

彼らは地上に生息せず、地中に巣穴を掘って生活している。

昔の人類は、洞穴などに住んでいたようだが、

あらゆる天変地異の異変から逃れる方法として、

もっとも確実なのは、地下にもぐることである。

 

核シェルターや、核廃棄物を見てもわかると思うが、

最も安全な場所は地下なのである。

 

我々人類は大気に包まれた環境で生きていることを

常識としているが、大気は季節の影響をもろに受ける。

 

最近は猛暑などで夏場はきわめて厳しい生活を

余儀なくされているが、これも地上に生きている

生活様式が故に受ける災難でもある。

 

地下にもぐるという選択の利点は、温度の影響を受けないということである。

安定した温度は食材の保存にも極めて向いている。

 

アメリカの家は、たいてい地下に物置などがあるが、

日本の家屋でそういうのは見られない。

 

もちろん建設コストが増大することが問題なのであろうが、

今後は地下室を有効活用しなければ、いけない時代になるだろう。

 

 

さて、ここまで長いネタフリで、いまの我々の住居というものが、

これまで長きに渡って営んできた生活様式から生まれた

固定観念に過ぎないことがわかってきたと思う。

 

そして、この固定観念という常識から解き放たれることではじめて、

次世代の住居スタイルが何たるものか、想像力を働かせることができるのである。

 

常識を超えた考え方にいたるには、時には自分自身が人間であるという

常識を超えて、考えなければならない。

 

つづく